2010年07月30日
スパニッシュドリル

テニスの二大強国といえば,スペインとアメリカ。アメリカテニスは,コートの深さを5つのゾーンに分けてそれぞれに対応する打ち方を練習するそうですが,スペインテニスの場合,そのゾーンは3つとなり,とてもシンプルになります。深く入ってきたらベースラインで下がって打つ,浅くなれば前に出てアプローチショット,そしてネットに出てボレーで決める。これを繰り返し練習し,身につけるのがスパニッシュドリルです。
この練習,実は以前Davidのレッスンでもやってましたが,その時にはあまり意識しませんでした。
レディポジションは,ベースラインのセンターマークのちょっと後ろ辺りとなります。ストロークを打つときは必ずここの位置に戻ります。深い球がきた場合は,斜め後ろに下がってクロスへ。浅いボールがきた場合は,斜め前に出てストレートへ。そこからネットにでてオープンコートへボレーを決める。これをフォア,バックそれぞれ3球ずつで1セット。3セット続けて成功するまで繰り返します。といっても,最初はかなり厳しいので,足がもつれない程度で。
深いボールが来た場合,ライジングでリターンする方法もありますが,ライジングだと力が抜けた浅いボールになる場合が多く,スマッシュを打たれてしまうので,とにかくどんなに深い球が来ようがどんなに浅い球が来ようがしっかりと足を動かせて球の後ろから入ってしっかりと足元を安定させて打つことです。
ちなみに球出しもコントロールが要求されますので,ベースラインからの球出しが難しければ,ネット辺りから出すのもいいかもしれません。