2010年08月26日
借りたら返そう奨学金
巨額の滞納が問題となっている奨学金の「貸し倒れ」を防ぐために,独法日本学生支援機構が法的措置を強化しているとのこと。昨年度に奨学金の返還を求めて起こした訴訟は前年度の2.8倍の4233件で,年々増加傾向にあります。不況がますます進みワーキングプアーが街にあふれる日本では,今後ますます訴訟が増えていきそうです。
昨年度の滞納額は,約33万6千人分の797億円。当然ながら奨学金は,国費が投入されているため,返還が原則となっています。借りたものは返すというのは当然とはいえ,今の不況を考えると,生活困窮者から取るのは酷でしょうが,少なくとも返還できるにもかかわらず怠っている悪質な滞納者に対しては,訴訟を起こしてでもきっちり取るべきでしょう。
豪州では,高等教育ローンプログラムという制度が導入されていますが,この制度は,高等教育に係る費用を在学時に徴収するのではなく,卒業後本人の所得が一定額以上(A$41,595)となった場合に所得に応じて負担金額を後払いするというものです。いわば,税金と同じように強制的に徴収されるため,日本のように貸し倒れという問題がない一方,主婦や低賃金の人たちは一生返還の必要がないというものです。
豪州の制度は,非常に成功した奨学金制度と言われており,文部科学省の担当者や大学関係者もこの制度の調査に来たりするようですが,日本のネックは,税制当局が非常に非協力的であるため,導入にこぎつけられないとのことです。
いずれにせよ,日本国民の大事な税金ですから,無駄な部分は省くとともに,必要な人には配分ができるような仕組みにしていく必要があります。借りた人はちゃんと返しましょう。
昨年度の滞納額は,約33万6千人分の797億円。当然ながら奨学金は,国費が投入されているため,返還が原則となっています。借りたものは返すというのは当然とはいえ,今の不況を考えると,生活困窮者から取るのは酷でしょうが,少なくとも返還できるにもかかわらず怠っている悪質な滞納者に対しては,訴訟を起こしてでもきっちり取るべきでしょう。
豪州では,高等教育ローンプログラムという制度が導入されていますが,この制度は,高等教育に係る費用を在学時に徴収するのではなく,卒業後本人の所得が一定額以上(A$41,595)となった場合に所得に応じて負担金額を後払いするというものです。いわば,税金と同じように強制的に徴収されるため,日本のように貸し倒れという問題がない一方,主婦や低賃金の人たちは一生返還の必要がないというものです。
豪州の制度は,非常に成功した奨学金制度と言われており,文部科学省の担当者や大学関係者もこの制度の調査に来たりするようですが,日本のネックは,税制当局が非常に非協力的であるため,導入にこぎつけられないとのことです。
いずれにせよ,日本国民の大事な税金ですから,無駄な部分は省くとともに,必要な人には配分ができるような仕組みにしていく必要があります。借りた人はちゃんと返しましょう。
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