2010年02月02日
My Schoolの公開
新学期が始まる1月28日から、「My School」という全国学校別学力データサイトがWeb上にて一般公開されました。同サイトについては、左派系の豪州教職員組合(AEU)が強く反対しており、1月19日に開催された代議員会においても、今後豪連邦教育・雇用・労使関係省が、公開についての禁止措置をとらないのであれば、2010年5月に開催される第2回国語・数学全国学力テストをボイコットするということを表明してます。
ただ、公開後、一時多数のアクセスにより同サイトがダウンする事態に陥るなど、保護者等一般からの関心は高く、また受けも非常に良いようです。かくいう私も、自分の住んでいる地域の学校について検索をしてみました。
「My School]は、各学校成績にとどまらず、学校生徒の保護者の所得、第12学年の生徒保持率、先住民族生徒の割合など16項目に基づいて各学校の「社会的不利益度」を記載しているのですが、この格付けは、最も援助を必要としている学校に適切な支援を行うためであり、特定の学校を劣等校と決めるためのものではないというのが連邦政府の言い分です。
ただ、実際には、メディア各社は、同サイトの情報をもとに、早速全国の初等中等教育機関のランク付け表を作成し、公表するなど、その意図とは反して使われてます。
面白いのが、年間2万ドル前後の授業料を課している私立学校の学力パフォーマンスが、地元の公立学校のパフォーマンスを下回っているケースが見られることで、昨今の経済危機により費用対効果が重視される中、私立離れが進んでいる豪州ではこれによりさらに私立離れが加速する恐れもあるかもしれません。
ちなみに、全国学力調査は、Year3,5,7,9年生を対象に2年に一度行われる悉皆調査で、2008年5月に始めて行われ、2010年は2回目となります。
ただ、公開後、一時多数のアクセスにより同サイトがダウンする事態に陥るなど、保護者等一般からの関心は高く、また受けも非常に良いようです。かくいう私も、自分の住んでいる地域の学校について検索をしてみました。
「My School]は、各学校成績にとどまらず、学校生徒の保護者の所得、第12学年の生徒保持率、先住民族生徒の割合など16項目に基づいて各学校の「社会的不利益度」を記載しているのですが、この格付けは、最も援助を必要としている学校に適切な支援を行うためであり、特定の学校を劣等校と決めるためのものではないというのが連邦政府の言い分です。
ただ、実際には、メディア各社は、同サイトの情報をもとに、早速全国の初等中等教育機関のランク付け表を作成し、公表するなど、その意図とは反して使われてます。
面白いのが、年間2万ドル前後の授業料を課している私立学校の学力パフォーマンスが、地元の公立学校のパフォーマンスを下回っているケースが見られることで、昨今の経済危機により費用対効果が重視される中、私立離れが進んでいる豪州ではこれによりさらに私立離れが加速する恐れもあるかもしれません。
ちなみに、全国学力調査は、Year3,5,7,9年生を対象に2年に一度行われる悉皆調査で、2008年5月に始めて行われ、2010年は2回目となります。
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