2010年07月14日
かのんの初入院から1年・・・
ちょうど去年の今頃、かのんの右足が2倍くらいに腫れあがったことがありました。ちょうどその頃に,シドニーに出張だったこともあり,彼女をGPに連れて行くのが遅れたのもあるのですが,最初GPに連れて行ったところ,原因がよくわからず,ウルトラサウンドをとってとりあえず,抗生物質で3日間ほど様子を見ようということになったのですが,もらった薬は一向に効果を示さず,日に日に膨れ上がっていくため,再度GPに連れて行ったところ,GPでは手に負えないので,救急病院で専門医に見てもらうようにということで紹介状を書いてもらいました。
豪州では,日本とは違って,飛び込みで救急病院に行っても相手にされません。例えば骨折で病院に飛び込んだ人が3日間放置されたという話をきいたこともあります。つまり,救急病院は本当に救急の人のためのものであり,それ以外は相手にしないということのようです。ちなみにGPも医者不足のため,予約をすると来週の~という感じです。子供が高熱がでているときは,そのときに見てもらいたいのですが,そんな要望が受け入れられることもなく,結局市販のパナドールを飲ませて終わりです。
さて,紹介状をもって,娘を連れて救急病院に行ったのですが,まず,受付で「お金はちゃんと払えるのか?」としつこく何度も聞かれました。なぜなら,入院費が一日1000ドル,それに薬代,医者の診察費,麻酔,手術にかかる費用などもろもろかかるからです。
オーストラリア人は,メディケアという日本の国民健康保険のようなものに加入しており,パブリックの病院の場合ただですが,我々のような期間限定で働いている外国人の場合,そんなものに入っているわけはなく,個人で任意の保険や海外旅行保険などでカバーしているのが大半です。
ただ,こういった保険の場合,事後的に審査して支払われるため,まず本人が立て替えて支払う必要があります。つまり,保険会社が病院との間にたってやらないため,移民の多いこの国では,支払わずに逃げる人も多いとか。。受付曰く,最近移民が増えている中国人や東南アジアなんかの人にそういう人が多いようです。ちなみに日本人でそういう人はいないようですが,彼らに日本人と中国人との区別なんかつくわけもなく,ほぼ同じものとして扱われました。
まあ,そんなすったもんだがあったわけですが,なんとか治療を受けられることとなり,カルテをみた主治医の指示により,いきなり緊急手術をすることに。手術自体はそんな難しいものではなく,1時間程度で終わりましたが,原因はセルライティス(蜂巣炎)のようなもので,もう少し治療が遅れていたら生死にかかわっていたとのこと・・・
最初の所見では,手術はうまくいったので,経過をみる必要はあるが,4日くらいで退院できるだろうとのこと。が,この所見は甘く,3日目に再手術とあいなりました。結局,彼女の入院生活は,11日におよび,当然ながらその間,私と妻で交代で四六時中ついていないといけないという状況になり,我々夫婦も極限状態。さらに,のあにもかなり負担を強いることになりました。
結局11日の入院生活および手術関係で支払った総額は15000ドルにおよびうち2回目の麻酔医に至っては,同じ施術時間でかつ同じ内容だったにも関わらず,最初の手術の麻酔医の12倍近い医療費を請求してきたりと精神的・肉体的にもかなりの負担でした。当然金銭的にも。
まあ,今となっては思い出ですが,海外生活で事故と並んで病気というのはやはり大変な出来事です。
豪州では,日本とは違って,飛び込みで救急病院に行っても相手にされません。例えば骨折で病院に飛び込んだ人が3日間放置されたという話をきいたこともあります。つまり,救急病院は本当に救急の人のためのものであり,それ以外は相手にしないということのようです。ちなみにGPも医者不足のため,予約をすると来週の~という感じです。子供が高熱がでているときは,そのときに見てもらいたいのですが,そんな要望が受け入れられることもなく,結局市販のパナドールを飲ませて終わりです。
さて,紹介状をもって,娘を連れて救急病院に行ったのですが,まず,受付で「お金はちゃんと払えるのか?」としつこく何度も聞かれました。なぜなら,入院費が一日1000ドル,それに薬代,医者の診察費,麻酔,手術にかかる費用などもろもろかかるからです。
オーストラリア人は,メディケアという日本の国民健康保険のようなものに加入しており,パブリックの病院の場合ただですが,我々のような期間限定で働いている外国人の場合,そんなものに入っているわけはなく,個人で任意の保険や海外旅行保険などでカバーしているのが大半です。
ただ,こういった保険の場合,事後的に審査して支払われるため,まず本人が立て替えて支払う必要があります。つまり,保険会社が病院との間にたってやらないため,移民の多いこの国では,支払わずに逃げる人も多いとか。。受付曰く,最近移民が増えている中国人や東南アジアなんかの人にそういう人が多いようです。ちなみに日本人でそういう人はいないようですが,彼らに日本人と中国人との区別なんかつくわけもなく,ほぼ同じものとして扱われました。
まあ,そんなすったもんだがあったわけですが,なんとか治療を受けられることとなり,カルテをみた主治医の指示により,いきなり緊急手術をすることに。手術自体はそんな難しいものではなく,1時間程度で終わりましたが,原因はセルライティス(蜂巣炎)のようなもので,もう少し治療が遅れていたら生死にかかわっていたとのこと・・・

最初の所見では,手術はうまくいったので,経過をみる必要はあるが,4日くらいで退院できるだろうとのこと。が,この所見は甘く,3日目に再手術とあいなりました。結局,彼女の入院生活は,11日におよび,当然ながらその間,私と妻で交代で四六時中ついていないといけないという状況になり,我々夫婦も極限状態。さらに,のあにもかなり負担を強いることになりました。
結局11日の入院生活および手術関係で支払った総額は15000ドルにおよびうち2回目の麻酔医に至っては,同じ施術時間でかつ同じ内容だったにも関わらず,最初の手術の麻酔医の12倍近い医療費を請求してきたりと精神的・肉体的にもかなりの負担でした。当然金銭的にも。
まあ,今となっては思い出ですが,海外生活で事故と並んで病気というのはやはり大変な出来事です。
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